舌下免疫法の有効性

アレルギー対策は一義的にはアレルゲンとなる物質を遠ざける事に尽きますが、対象物質が空気中に拡散していたりといったありふれた物質の場合、残念ながら現実的な対策とはなり得ません。花粉症等はその典型例という事が出来ます。
従って次に考えられるのはアレルギー反応を起こす体の方を内部から強化し、症状の克服・緩和を図るという事になります。その為の方法の1つとして、近年になって舌下免疫法の有効性の有効性が指摘されています。
舌下免疫法とは主に花粉症治療の為に開発されたもので、アレルゲンとなる物質をごく微量含んだ薬剤を舌の下に目掛けて噴射し吸収させる事により、徐々に免疫の反応を慣らしてアレルギーが起きないようにする根治的な療法です。2014年10月からは保険診療の適用が為されており、2015年10月以降は長期処方の適用による薬剤補充の負担軽減が予定されていて、注目の治療法となっています。
利点としては根治的療法でありながら、薬剤の噴射を自ら行えるので自宅治療が行えるところにあります。期間は長期に渡るものの、手軽に行えるアレルギー対策として期待されています。
反面、稀に薬剤に対して強い反応を起こす可能性が否定出来ない事・薬剤が含むアレルゲンは1つである事から複数のアレルギーを一度に治療出来るものでは無いといった、難点も併せ持っています。また季節性が強い花粉症の場合、当該の時期を外して治療開始をする必要があります。
とは言え症状の軽減・消失の効果が見られる可能性は、毎日の服薬を怠らなければという前提は付くものの80%以上と高いものです。加えて新しい方法である事から今後の改善にも期待出来る面があり、アレルギー対策の主流の1つに成長して行くものと考えられます。

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